昨今、田舎暮らし・地方移住がマスコミやメディアで取り上げられるようになり、ストレス社会の現代では、あわただしい都会の暮らしを離れて、自然が豊かな田舎暮らしに憧れる人が、増加しているようです。
しかし、「なぜ今、わざわざ田舎へ移住するの?」と思われる方も多くいらっしゃるかもしれません。
一方、「田舎暮らし」への興味をお持ちの方も多いと思います。
この記事では、田舎暮らしの魅力と田舎暮らしのメリット、注意点などについてお話ししたいと思います。多少なりとも感じていることと思います。
田舎暮らしの魅力とは?
田舎暮らしの魅力は、ゆっくりと流れる時間の中で、新たな発見や今まで感じなかったものを感じられるようになります。
そのことにより、自分自身と向き合う時間を与えてくれます。
田舎暮らしの魅力は、仕事第一の生活ではなく、のんびり、ゆっくりと流れる時間の中で、プライベートの充実・自分の時間を自由に使うことを優先し、その日の目標・目的・楽しみを探し、充実したセカンドライフを送ることができることだと思います。
田舎暮らしのメリットとは?
自然が豊か
何といっても自然が豊かなのが魅力です。
家の前には森林や田畑、海の景色が広がっていたり、ちょっと歩けば山や川や海に行けたりと、
最高のロケーションが待っています。
アウトドア好きや、登山・釣り・天体観測などなど自然を楽しむ趣味はもちろん、「家庭菜園」を作ることもできます。
やはり、自然が豊かなのは田舎暮らしをする最大のメリットです。
また、自然には疲れた心を癒す効果も期待できます。
子供の教育にもおすすめ
自然豊かなところで育つと子供はたくましく育つ傾向にありますし、体も丈夫になります。
また空気もきれいですから病気を持っている方の療養にもおすすめなのです。
子供の教育や病気を理由に自然豊かな田舎に移住する方も少なくありません。
鮮度の良いものが豊富
田舎では都会と比べて農業や漁業が盛んです。
周りに農家も多く農業をやりたくて田舎に移住する方も多いのです。
おかげで鮮度の良い野菜や果物、お米といった美味しい食材を手に入れることができます。
水・空気がおいしい
美味しいのは食べ物だけではありません。
水や空気も美味しいのです。
都会は生活排水などが原因で水も汚染されやすく、それをきれいに浄化するためには多く消毒を使う必要があります。
その点田舎は水もきれいですから、水道水でも十分美味しい水が飲めます。
さらには地域によっては天然水が採取できる場所もあるようです。
工場、車、ゴミの量など、都市部に比べて少ないです。
そのうえ、大気汚染の原因となる二酸化炭素を吸収する、山や森が、その多くを占めるのです。
つまり、空気が汚れる環境がまったく違うので、空気もおいしいのです。
家賃が安い
田舎暮らしを感じてわかりやすいメリットは、やっぱり家賃が安いことでしょう。
田舎は家を買う場合もメリットがたくさんあります。
人口減少により空き家がたくさんあって、土地代が安い。
若くして古民家や平屋の家に住むということも現実的となります。
また、地方は人口減少でどんどん空き家が増えています。
リフォームが必要となるかもしれませんが、地方移住者にとっては格安物件が手に入る可能性があります。
また、場所によって、中には0円住宅や地方移住すればお金をもらえる移住者支援制度もあります。
移住支援制度
仕事に関する支援、就農の紹介や体験農業・体験移住、そして移住者への住宅購入や引越し代、リフォームに補助金がでる自治体もあります。
特に、子育て支援制度については取り組んでいる自治体は多い制度ですので、子育て世代の方は必ずチェックしましょう。
移住支援制度の一例として、多くの自治体が実施している制度は以下のとおりです
- 移住者へのリフォーム代の助成
- 就業支援・就農支援・起業支援等
- 保育費の助成 ※移住者に限らず
- 耐震工事費の助成 ※移住者に限らず
田舎暮らしの注意点とは?
土地
注意しておきたいのは飛び地問題
田舎の土地は、分譲された土地と違い、形も大きさもバラバラです。
土地が地続きではなく、離れた所に分割されていることもあります。
こういう土地を「飛び地」といいます。
田舎では相続などにより土地の所有者不明になっているケースや国土調査が行き届かず筆界・境界があいまいな物件の他、昔の田・畑などを離れた立地でも同じ地番で管理していた等の理由により飛び地になっている物件が存在します。
総合面積で広大であっても住宅が建っている土地はそれほど大きくなく、離れた場所にある方の土地が広大であるということもあるので、一枚の大きな土地と思い込んでしまわないよう、地番・筆数、位置関係など確認しておきましょう。
境界線
田舎物件で、一番注意が必要なのは境界問題。
街でよく起こるのは塀や造作物、屋根の越境など境界で揉めているという境界問題です。
しかし、田舎で起こる境界問題は境界があいまいという問題。
分筆したり、分譲したりするときに測量して、土地の境界を決めています。
また、昔からの敷地は、測量されていない場合も多いです。
それでも、境界を知る人がいれば問題ないのですが、知る人がもういないなんてこともあります。
そうなると困る、道路の接道問題です。
道路に見えるけど、本当は、個人の敷地。
法律上では「道」ではない、そんな道路が結構あります。
また、自分の土地だと思っていたら、他人の土地だったり、お隣さんの土地と思っていたら、自分の敷地だったりなんてこともあります。
田舎物件を購入する際、境界がはっきりしているに越したことはないですが、特定できない物件が多い事も理解しておきましょう。
農地
借りよう、買おうと思った土地に「農地」が含まれていませんか?
田舎暮らしで、ちょっとだけ農業をやりたいと思っている人が多いです。
しかし、地目が畑、田となっている土地は、農業委員会の許可がなければ、畑や田は勝手に賃借、売買できません。
農地委員会への許可が必要であること、所有権移転までに年月がかかることなど踏まえ、取引内容をしっかり理解した上で購入するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
ここまで、田舎暮らしの魅力と田舎暮らしのメリット、注意点などについて、ご紹介してきました。
もともとは近所付き合いが盛んで地域のみんなが協力して形成されていたのが田舎のコミュニティです。
ご近所同士の助け合いも多く、馴染むことができれば生活で助かることもかなり多くなるでしょう。
街から移住してくるあなた自身の姿勢、コミュニケーションによって快適な移住生活が待っています。
田舎物件の特徴、田舎のコミュニティの特徴を理解したうえで田舎暮らしを検討しましょう。
自然の素晴らしさ、人の温かさ、食べ物の美味しさは本当に素晴らしいものです。
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